プレスリリース
後遺症や再手術を減らす為の定量評価技術の開発がサポインに採択
配信日:2014/7/31
概要
計測機器(角速度センサー)を利用した医療機器開発のスキルインフォメーションズ株式会社では、「平成26年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)」において、2014年7月28日付けで「膝回旋不安定性の非侵襲的かつ簡便な定量化技術の開発」事業が採択されました。
採択結果発表URL
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2014/download/0728SenryakuKoubo1.pdf
内容詳細
スポーツ年齢層の拡大・高齢化・肥満化により膝前十字靭帯損傷の怪我が近年増加傾向にありますが、靱帯再建手術は、靱帯をX線で検知できない為、術後の復元状態を正確に把握できず、術後に変形性関節症が残るなど再手術が必要になる事例が多発しています。
本「膝回旋不安定性の非侵襲的かつ簡便な定量化技術の開発」事業では、後遺症や再手術を減らす為、定量評価技術確立への強いニーズを叶えるべく、小型センサを活用して非侵襲的かつ簡便に膝関節の挙動を定量化する技術の開発に取り組みます。
術後の復元状態を正確に把握する事で、より詳細な手術成績の解析が可能となり、手術成績の向上ひいては変形性関節症の抑止を含めた長期成績の向上に寄与することができます。
本研究開発では、膝関節の挙動の定量化において、
- 非侵襲的かつ簡便な計測手法の確立
- 正確な計測データの採取
- 損傷程度の定量的な自動判定
- 機器構成の小型化
- システムの低コスト化
といった課題に対し、小型無線センサを活用し、弊社が持つ計測技術を更に高度化する事で、膝関節の挙動の定量的評価が行える計測機器の研究開発を行います。
平成30年に国内市場へ展開、平成31年には海外市場への展開を目指します。
合わせて中小企業のものづくり基盤技術に認定されました。
採択結果発表URL
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2014/download/0728SenryakuKoubo1.pdf
弊社では、これまでに「院内がん登録システム」「看護職員向けeラーニングシステム(メディカルナイスナレッジ)」「看護職員向けキャリアプランニング支援システム(スタッフキャリア)」など医療現場のニーズにあった製品をリリースしており、医療現場から得たノウハウを活かして今回の開発事業に取り組みます。
問合せ先
大阪本社 システム事業部 Tel 06-6320-4199